【S27構築記事最終96位】想定外イベルザシアン
ファスタムと申します。
この度、ポケモンランクマッチS27にて使用した構築の解説記事を簡易的にですが、書かせていただきます。
今シーズンはポケモンに割くことができる時間があまりなかったため、どうなることかと思いましたが、自分の中では完成度が高い構築に仕上げることができたと思っています。最上位の構築というわけではありませんが、ぜひご一読いただければと思います。
構築経緯
伝説環境ではいつも使っているザシアンは確定。
まず、相方の伝説を考えた。せっかく伝説枠を2体使えるので、求める要素は、ザシアンと同時選出できること、ザシアンが不利をとるネクロズマに強く出られることの2点であり、イベルタルが一番条件に当てはまりそうだったので、イベルタルと合わせることに。
ザシアンが明確に不利をとるネクロズマとイベルタルが明確に不利をとるザシアンの両方に対して受け出せるヌオーも確定。
ここまでのを基本選出にして構築を組み始めた。
4枠目に、ここまでで重い珠サンダーの選出を抑制でき、ヌオーと並べることができるラッキーを採用。
ここまでで、相手のザシアンカイオーガに対して勝率が悪かったので、5枠目でその対策ができるようにした。ザシアン軸を長く使っている経験より、一番きついのは初手からメタモンを選出されることだったので、5枠目にメタモンを採用。
6枠目はジガルデやルギア等の詰み展開に対抗でき、ヌケニンに対して強い枠として、カバルドンを採用した。
以上6体で完成。
単体解説
ザシアン@くちたけん
性格:陽気
特性:不撓の剣
努力値: 193(204)-197(52)-135-×-135-220(+252)
【解説】
イベルタルと合わせる上で、相手のザシアンに強いザシアンにすることは半ば必須である。
ミラーで強いのは当然のこと、それどころか相手のザシアンを起点にすることができるHSベースのザシアンを採用。想定通り多くのザシアンを起点にすることができた。
つるぎのまいは、アッキHBサンダーが多いこの環境において必須級だと感じた。
インファイトを入れることで、相手にダイマックスを使わせてしまえば、後出しネクロズマに対しても打ち勝つことができるようになる。
Aに努力値を振っているのは、ステルスロック込みでのB振りムゲンダイナへの乱数を考慮したため。
イベルタル@いのちのたま
性格:意地っ張り
特性:ダークオーラ
努力値:201-201(+252)-116(4)-×-118-151(252)
技構成: ダブルウイング/イカサマ/ふいうち/ちょうはつ
【解説】
ザシアンと組まれているイベルタルは特殊と想定されることがあまりにも多く、相手の想定につけこみ、多くのアドバンテージを稼ぎ出した。具体例は以下のとおりである。
・ホウオウが打ち合い有利だと想定して、初手でダイマックスする展開をとってくる。
・ラッキーやハピナスが受け出される。
・こちらのふいうちがない読みで初手ヒヒダルマが突っ込んでくる(不意打ちで確定1発)。
・壁展開がひかりのかべから入ってきたり、ムゲンダイナがマジカルフレイム撃ってくる。
以上では収まらないほどいろいろな場面で、このポケモンが物理であることの恩恵を受けることができた。
イカサマはザシアンやネクロズマに対する最高打点で、意味わからん位強かった。
挑発は、ダイウォール媒体となり、ふいうちと合わせて、立ち回りの幅が広がるのと、詰み展開の阻害ができるので必須。
この環境における物理イベルタルはこの技構成で完結していると思う。
ヌオー@たべのこし
性格:腕白
特性:天然
努力値:201(244)-94-150(+252)-×-87(12)-55
技構成: 地震/まもる/欠伸/自己再生
【解説】
特に語ることのない枠。きれいにザシアンとイベルタルの補完として活躍してくれた。
ラッキー@進化の輝石
性格:呑気
特性:自然回復
努力値:357(252)-x-62(+252)-×-126(4)-49(-)
技構成: 地球投げ/タマゴ産み/あまえる/歌う
【解説】
イベルタルで数的有利をとったあとにこのポケモンでTODする動きをよくしていた。
あまえるを採用することで、対面からであればネクロズマやホウオウからの突破も許さない。
TODを狙いたいのがムゲンダイナ絡みであるため、相手の状態異常から逃れることができ、ワンチャンを掴むこともできる歌うを採用。
何度もこのポケモンを使ってきたが、この型が一番使用感がよく、強いと感じた。
メタモン@気合の襷
性格:なまいき
特性:かわりもの
努力値:155(252)-68-68-68-74-61
技構成: へんしん
【解説】
対ザシアンオーガの秘密兵器。最強だった。
これまでのメタモンはスカーフで、メタモンで抜いていくポケモンという認識だったが、このポケモンは初手に置いて後ろのポケモンを通していくポケモンである。
まずこのポケモンの採用経緯をここでもう少し補足しておく。
この構築は、本来であれば、イベルタルから展開したいが、ザシアンカイオーガに対しては初手イベルタルで入ることができない。それに加えて、ザシアンは最速で採用している以上、後ろから展開して抜いていく枠として運用したい。
そこで、初手でダイマックスを使わずに展開ができるポケモンを探した。
また、相手視点ではこちらの初手イベルタル展開を警戒してか、初手からザシアンが選出されることが多かった。
以上より、襷メタモンを初手で展開することが一番勝率に貢献するのではないかと想定した。
カイオーガから入られた場合でも、かみなりで相手のカイオーガをこちらのイベルタル圏内まで押し込むので、十分強いだろうと想定した。
この想定は大正解であり、このポケモンを採用してからザシアン軸への勝率が飛躍的に上がった。それどころか事前には想定していなかったが、スカーフと想定される立ち回りをされることから得られるアドバンテージがあまりにも大きかった。具体的には以下のとおり。
・巨獣斬を受けてきたアッキサンダーをじゃれつくで落とすことができた。
・初手のカバルドンやラグラージがステルスロックをうってきて、こちらが一方的に欠伸ステロループに入れることができた。
・巨獣斬を受けたヌオーが交代一点読みで、毒毒を打ってくるので、じゃれつくでこちらのうらのザシアン圏内まで押し込むことができた。
挙げるとキリがないくらい持ち物誤認によって得られるアドバンテージは大きかった。
カバルドン@オボンの実
性格:わんぱく
特性:すなおこし
努力値:215(252)-132-171(+140)-×-107(116)-67
技構成: じしん/あくび/ふきとばし/ステルスロック
【解説】
特に何の変哲もない型。
ガマゲロゲが多かったので、意地ガマゲロゲのダイストリームを耐えるまでB方面に振った。
選出パターン
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結果
TN:はざ 最終96位
TN:ハザール 最終182位
以上です。S28もがんばります。