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ポケモン構築記事

【S31構築記事】ラキザシバド展開【最終14位2049/19位2036】

ファスタムと申します。

この度、ポケモンランクマッチS31にて使用した構築の解説記事を書かせていただきます。

 

(以下常体)

 

 

構築の要点

この構築が勝てた要因を以下の3点から説明する。

ラキザシバドの基本選出


この伝説環境2体ルールにおいて、最初に覇権を握ったのは「ランドザシバド」である。
これは、そもそもステルスロック+ザシバドが強いという話であるが、環境が進んだことで、ランドロスが動きづらいポケモンが初手にきて、ザシアン受けとバドレックス受けを用意されて、苦しい立ち回りになることが増えた。
そこでステルスロック撒きとすることを考えた。
ラッキーはステルスロックを撒くだけではなく、歌うや甘えるによって、ザシアン受け()、やバドレックス受け()から仕事をすることができる。

また、ザシバド最大の課題であるメタモンに対して以下のような強さがある。
❶バドレックスをコピーされた場合は受けることができる。

❷ザシアンをコピーされた場合は、こちらのザシアンの調整がメタモンの巨獣斬を耐えて、返しの巨獣斬+ステルスロックダメージで高乱数で倒すことができる。

以上より、の基本選出がかなり汎用性の高い選出になっている。

 

黒バドレックスにおけるカイオーガ対策


基本選出ではカイオーガ受けがラッキーとなるが、ラッキーはカイオーガを受けることがギリギリなため、卵産みが強制され、ステルスロックや甘える等のターンを作ることが難しい。
そこで、貯水枠を使って、カイオーガを受けることを考えた。貯水枠には、カイオーガが後ろから展開されてもいいように、対面操作技である欠伸と再生技を覚えることを求めた。
そこで採用したのが貯水
ラッキーヌオーの並びを作ることができるため、相手視点では貯水に見え辛く、相手のカイオーガを確実に機能停止にすることができた。
また、バドレックス受けのに対して滅法強いため、カイオーガが選出されなかったとしても、これらのポケモンから欠伸と毒を使った崩しを行うことができるため、バドレックスのカイオーガ対策枠として最高のポケモンだった。
このポケモンがいることで、ザシオーガに対してシーズンを通してよっぽどのことがない限り負けなかった。

 

ラッキーが最強


ほとんどの構築に選出可能だった。メタの対象としていない構築に対しても、このポケモンの単体性能で試合展開を有利に運ぶことができることが非常に多かった。

 

最終日は48勝12敗と、プレイングが固まりだしてからはかなり高い勝率を残すことができた。

 

 

単体解説

 

バドレックス(黒馬上)@こだわりスカーフ

 

 

性格:控えめ

特性:神馬一体

努力値:191(124)-×-126(204)-204(4)-121(4)-192(172)

技構成:アストラルビット/サイコショック/ドレインキッス/トリック

 

【個体解説】

前期のふとんさんが使用されてらっしゃった調整を拝借した。
ミラーで投げることを意識し、最低限ザシアンに対しての性能が確保できる中で、Sラインが最も高いものを使用した。
ラッキーとの相性補完が抜群で、ラッキーが無力な挑発もちは、悪タイプであることが多く、バドレックスへの後投げの役割も担っているため、バドレックスでスカーフトリックして、ラッキーを動かすことができた。
相手のラッキーの処理ルートとして、サイコショックは必須。
相手のイベルタルの処理ルートになり、ダイフェアリーで状態異常を阻害できるドレインキッスも確定枠。

高い攻撃性能と器用な立ち回りができる最高のポケモン

 

ザシアン@くちたけん

 

性格:いじっぱり

特性:ふとうのけん

努力値:199(252)-213(28)-141(44)-×-136(4)-191(180)

技構成:巨獣斬/氷の牙/インファイト/つるぎのまい

 

【個体解説】

こちらもふとんさんの調整を拝借した。
ミラーにおいて、相手のザシアンやスカーフを失ったバドレックスより早いことは勝利に直結するので、可能な限り早い調整のものを使用した。
氷の牙は、ラキヌオーを鉢巻ランドロスで崩す動きを咎めることができる。

ザシオーガ対面において、ヌオーの欠伸に強引に眠らせながらヌオーを処理してきた場合に、眠った相手のポケモンを起点にして裏まで貫けるように剣舞
エースバーンの被選出率はかなり高いため、最速エスバ抜いているのが偉かった。
ステルスロックと+1巨獣斬で相手のメタモンを縛るコンセプトのため、もうちょっと調整検討する余地があった(この調整だとメタモンに対して巨獣斬が127〜151ダメージ)。

ステルスロック込みでメタモンとの相性関係が逆転するのは、相手視点見えづらく、バドザシのザシアンにおいては極めて有用な調整だった。

 

 

ラッキー@しんかのきせき

性格:のんき

特性:自然回復

努力値:357(252)-25-62(252)-55-126(4)-49

技構成:うたう/あまえる/卵産み/ステルスロック

 

【個体解説】
1番強い。
多分この環境は、煮詰まれば煮詰まるほど、このポケモンの数が増える。
この4ウェポンが最も単体性能が高いと感じている。

しかし、襷バドレックスの処理をかなりあまえており、あまえるあたりをこごえるかぜにするのもありだが、今回は極限まで単体性能をあげることを意識した。

 

もはや、伝説ではなく、このポケモンから構築を組んだ方がいい気がする。

 

ヌオー@たべのこし

性格:慎重

特性:貯水

努力値:202(252)-105-105-×-128(252)-56(4)

技構成:地震/毒毒/欠伸/自己再生

 

【個体解説】
この並びだと絶対に天然に見える
カイオーガに無類の強さをもちながら、相手のバドレックス受けから欠伸と毒を使って崩しもできる。
また、ラッキーヌオーをみて、選出されることの多いウオノラゴンにも強い。
ヌオーは天然だろうが貯水だろうが、この技構成が1番単体性能が高いと感じる。使ったことがない人はぜひ使ってみてほしい。

 

 

 

サンダー@アッキのみ

性格:ずぶとい

特性:静電気

努力値:197(252)-×-150(252)-145-110-121(4)

技構成:放電/ぼうふう/電磁波/羽休め

 

【個体解説】
構築の並びから珠サンダーに見えるため、相手のカイオーガと対面したら、ほぼ確実にダイマをきってくる。
ウーラオスに対して受け出せるため、ラッキーとの補完はヌオーより良い気がする。
電磁波は、バドレックス意識。バドザシミラーにおいて、相手はサンダーの処理をバドレックスですることが多いので、そこに電磁波で麻痺をいれることでこちらのザシアンとの素早さ関係を逆転させる。
アッキは、こちらのヌオー引き読みでザシアンがじゃれつくを選択してくることが多く、1回は受け出しができるようにするため。静電気を引くことができれば、その後、剣舞のないザシアンであれば、サンダーでの受け出しが可能になる。

最強のポケモンであるが、頑張って静電気引いてくれれば勝てるし、逆に電磁波外しは負けに直結するため、不確定要素の強いポケモン

 

 

ランドロス@いのちのたま

性格:ようき

努力値:165(4)-197(252)-110-×-100-157(252)

技構成:じしん/そらをとぶ/いわなだれ/つるぎのまい

【個体解説】


最強の珠アタッカー。
一般枠の珠アタッカーといえば、サンダーかランドロスだが、これだけラッキーがいる環境においては、ランドロスの方が汎用的に選出できる。
バドレックスザシアンは、どちらもホウオウに対して打点がなく、選出し辛いので、ホウオウに強いという点でもバドザシの珠アタッカーとしては最適だと考える。
剣舞を積んでしまえばこのポケモンを止めることができるポケモンは存在せず、威嚇による補助もあり、打点のないラッキーと合わせる珠アタッカーとしても最適だと考える。
ちなみに、一応ランドザシバドの並びを作れているが、環境がまわり、こちらの襷ランドロスを意識した選出はされなかった気がする。

 

基本選出


・ラッキーザシアンバドレックス
ザシオーガに対しては
・ザシアンバドレックスヌオー

その他いろいろ

 

結果

TN ハザール 最終14位 レート2049

TN はざ 最終19位 レート2036

 

ここまで閲覧いただきありがとうございました。次は最終1桁目指してがんばります。