【S16使用構築】柔軟ポリザシアン【最終94位】
はじめて記事を書かせていただきます、ファスタムと申します。
Twitterもこの機会に始めましたので、もし良ければフォローしていただけると幸いです。
<4/4更新>
Youtubeにて、この構築の3分でわかる解説動画を投稿したので
ぜひご覧ください。
【3分解説】ポケモンランクマッチランキング2桁がシーズン16の構築解説【ポケモン剣盾】
今回は、S16にて私が使用した構築について記事を書かせていただきます。
環境のメタ構築をザシアン軸、黒バドレックス軸、カイオーガ軸、受けループ系統に設定し、それぞれに対しての立ち回りを自分なりに構築段階で想定して組みました。
至らない点も多いですが、ぜひお目通しください。
結果
<目次>
1 構築経緯
2 コンセプト
3 個体紹介
4 各対面への選出
5 不利なポケモン
6 反省点
1 構築経緯
(1)前シーズン、耐久振りザシアンが流行していたため、最速ザシアンが環境に通っているのではないかと考え、禁止伝説枠はザシアンに決定。
(2)この環境で圧倒的性能を持つサンダーは構築パワーを上げるために入れない選択肢がないと考えていたので、柔軟に選出に組み込む枠としてサンダーを投入。
(3)シーズンが進むにつれ、「カバザシアンサンダー」の構築が流行していると感じ、「カバザシアンサンダー」に対する基本選出としてザシアンと共に選出する枠としてウインディ、ポリゴン2を投入。
(4)その他環境を踏まえ、メタ対象とした構築は「バドレックス」「受け」「カイオーガ」の3つ。バドレックスに対して、ポリゴン2 と合わせて選出する枠として悪ウーラオス、受けやカイオーガに対してザシアンと合わせて選出する枠としてパッチラゴンを投入。
(5)実際にランクマッチに潜り、相手の選出方法やこちらの立ち回りを省みて持ち物努力値技を設定して構築が完成。
2 コンセプト
このルールにおいては、伝説枠をほとんど選出する以上、相手の伝説枠に応じて、こちらの選出が半ば固定されてしまうので、なるべく立ち回りの幅を広く取れるように、ダイマ性能、ダイマしなくても戦える性能、詰め性能、初手性能、サイクル性能、崩し性能を広く浅く持ったポケモンのみ採用した。
3 個体紹介
・ザシアン@くちたけん
特性:ふとうのけん
性格:陽気
167-222(252)-135-×-136(4)-220(252+)
巨獣斬/じゃれつく/インファイト/つるぎの舞
調整は特になし
・ザシアンミラーがあまりにも多いので、最速
・技構成はサンダーをザシアンで処理する展開が多いのでじゃれつく、ドリュウズ、ヒードランの被選出が高いパーティなので、それらを処理できるインファイト、一回舞えば全抜きできることが多いのでつるぎのまい
・初手から出す展開は少なく、最速つるぎのまいなので、崩し枠や詰め枠としての役割を果たした。
・サンダー@するどいくちばし
特性:静電気
性格:臆病
181(124)-×-106(4)-161(124)-111(4)-167(252+)
暴風/雷/怪電波/羽休め
・調整は公式大会で結果を残されていた方の調整を参考に使用。
・サンダーミラーやその他90族台の上から怪電波を打つ展開を考慮して最速。火力耐久ともに何かと絶妙なラインで使いやすかった。
・ダイマックス時の火力を考えて、するどいくちばし。ダイジェット+雷媒体のダイサンダーでH振りサンダーまで落とすために雷。怪電波はポリゴン2やウインディと合わせて、TODのルートをとることができるのと、ザシアンの起点を作る上で重宝した。
・想定していたメタ構築に対して選出しない予定だったが、できることの幅が広い(広すぎる)ので、それなりに選出した。
・ウインディ@脱出パック
特性:威嚇
性格:図太い
197(252)-×-145(252+)-120-101(4)-115
オーバーヒート/バークアウト/鬼火/あさの日差し
・ザシアンをしっかり受けるためにHB。オーバーヒート+ザシアンの巨獣斬でカバルドンを落としたい展開が山ほどあったので、Cに努力値を振ることも検討すべきだった。
・脱出パックはウインディにサンダーを後投げする展開を咎めるために採用。サンダーへのオーバーヒートのダメージ量から相手の型を判別し、ザシアンやポリゴン2に繋ぐ。
・バークアウト鬼火は、ザシアンの起点作成になるほか、あさの日差しやサンダーポリゴン2と合わせてTODのルートをとることができる。
・ザシアンを初手の襷カウンターで対応してくる構築に対してもウインディからのオーバーヒートで見えない勝ち筋をとることができて強力だった。
・ポリゴン2@しんかのきせき
特性:ダウンロード
性格:控えめ
191(244)-×-112(12)-172(252+)-115-80
トライアタック/冷凍ビーム/シャドーボール/自己再生
・ザシアンと選出する上で、ダイマックスする展開が非常に多くなるので、HC振り
・ダイアタックの媒体かつ、メインウエポンとなるトライアタック、サンダーランドロスへの打点として冷凍ビーム、バドレックス対策としてシャドーボールで技構成は完結。シャドーボールはネクロズマ、シャンデラやギルガルドへの打点となり、ザシアンとの攻めの補完が取れていた。
・ダイマックスすると、圧倒的対面性能をもち、ダイアタックによる起点防止、ダウンロードによる崩し性能、自己再生を持っていることでダイマックスしなくてもかなり仕事ができるので、この構築のコンセプトを体現したかのようなポケモン。初手で投げて、相手の動き方からゲームプランを決めていく。
・悪ウーラオス@気合の襷
特性:ふかしのこぶし
性格:意地っ張り
175-200(252+)-121(4)-×-80-149(252)
暗黒強打/インファイト/不意打ち/挑発
・バドレックス軸が初手のこいつを後投げHBサンダーで対応してくることが多いので、意地っ張り。
・挑発はバドレックスがカバルドンやラグラージから展開してきた時や、ドヒドイデ等で受け出してきた時に崩しとなるので、必須だった。
・受けループはザシアンとこいつの役割を被せてくることが多いので、ウーラオスで削ってザシアンを通す展開をとったり、カイオーガに対してはザシアンと合わせることでどの型でもある程度対応できる。
・パッチラゴン@こだわりスカーフ
特性:はりきり
性格:陽気
165-152(252)-111(4)-×-90-139(252+)
・ムゲンダイナを上から縛るために陽気スカーフ。
・炎の牙はドリュウズ意識。
・受けループがムゲンダイナやイベルタルで初手展開してくることが多く、前述のウーラオスが投げられないことが多いため、それらに強く崩しもできるこいつを初手に展開する。
・カイオーガに対しては初手ダイマックスで数的有利をとることで裏のザシアンウーラオスで詰めることができる。カイオーガに滅法強いので、ザシアンウーラオスと攻めの相性補完がよかった。
・サンダーパッチラゴンと並ぶので、相手の地面枠を強烈に選出誘導して、ポリゴン2を通すことができるのも、この構築と相性がいいポイントだった。
4 各対面への選出
○ ザシアン
ポリゴン2+ザシアン+ウインディ
こちらのウインディを警戒して相手は、初手カバルドンからステルスロックを展開してくるので、初手のポリゴン2でカバルドンをこちらのザシアン圏内に押し込む。
その後
①ポリゴン2とウインディでサイクルしながら、ザシアンの起点を作り全抜き
②ザシアンで崩し、ポリゴン2かウインディで詰める
の2パターンを相手の動きに応じて使い分ける。
○ 黒バドレックス
悪ウーラオス+ポリゴン2+@1
相手はこちらのザシアンからの展開を咎めるために、大体バドレックスから入ってくるので、初手にウーラオスを合わせて、裏から出てくるサンダーを倒し、数的有利をとる。
死に出しで出てくるバドレックスにポリゴン2を合わせて、ウーラオスの悪タイプでエスパー技を阻害しながらポリゴン2で詰める。
○ カイオーガ
パッチラゴン+ザシアン+悪ウーラオス
初手のパッチラゴンでダイマックスして、裏のザシアンとウーラオスで対面的に詰める。
○ 受けループ
パッチラゴン+ザシアン+サンダー
相手の選出パターンは
初手アタッカー(ムゲンダイナ、イベルタル、エースバーン、ホウオウ)+ヌオーまでは確定で、ラストは①パッチラゴン意識で物理受けをもう一駒か②ラッキーである。
①であれば、こちらのサンダーを通し、②であればヌオーにパッチラゴンとザシアンで役割集中する。
5 不利なポケモン
処理方法ないし、選出が歪むので、選出されたら負け。
・レジエレキ
初手ポリゴン2 が強制される。
6 反省点
・こちらの動きが見えやすい
ザシアン軸に対して、こちらが初手でポリゴン2を出すと、裏にウインディがいることが読めるので、ポリゴン2にザシアン出しからのすぐにサンダーやカバルドンを合わせて展開されてしまうゲームが多い。
こちらもその動きを咎めるためにポリゴン2でザシアンに冷凍ビームを打つが、そのままインファイトを打ってくるパターンは不利な展開になってしまう。
・命中不安が多い
パッチラゴンを中心に命中不安がゲームを決めることが多く、パッチラゴンを使わなきゃいけない受けループに対しては勝率が安定しなかった。
以上です、ご覧いただきありがとうございました。
今期は最終2桁をなんとしてもとりたかったので、順位が落ち着いた段階で撤退しましたが、来期は少しでも上に行けるように頑張りたいです。
ポケモンをやっている知り合いがいないので、一緒に構築や立ち回りを考えている知り合い絶賛募集中です、よろしくお願いします。